コンパクトシティを目指して

このまちに住むT.O.さんが思うこれからのまちづくり。

それは、「コンパクトシティを目指すべき」だということです。

 

最近よく聞く「コンパクトシティ」とは、都市計画やまちづくりの概念のこと。


都市の郊外への拡大を抑え、中心部に住宅、職場、店舗や、公共機関を集め、中心街を活性化する。そうすることで、住民は車ではなく、公共交通機関や自転車、徒歩で生活しやすくなります。

気軽に車に乗れないお年寄りも買い物に困らないという利点もあります。


日本では高度経済成長期以降、郊外に大型商業施設や住宅が建てられたことによって、中心街の空洞化や郊外の環境破壊を招きました。


しかし現在、高齢化・人口減少に向かう中で、効率や利便性を考えると「コンパクトシティ」が望ましいということです。

国土交通省でもこの動きはあり、2006年には街づくり三法(都市計画法、中心市街地活性化法、大規模小売店舗立地法)を改正し、郊外での大型商業施設の建設抑制に乗り出しています。

 

ここ大府も例外ではなく、人口は増えているものの、駅前商店街はシャッター街と化し、買い物は郊外に車で出かけるのが日常です。

 

では、本当に未来を見据えたまちづくりとはどんなものなのか?


「人口が減少する時代に、区画整理事業による宅地供給が本当に必要なんでしょうか」とT.O.さんは言います。


世の中の動向、予想される未来をしっかり見つめて、かけがえのない自分たちのまちをどうするのか、考えるのはきっと、今なのではないでしょうか。